家族のコレクションを無理やり処分するのはNG
自分のものはあっさりと断捨離ができても、家族のコレクションはなかなか処分ができないという人は多いのではないかと思います。
コレクションには家族それぞれの思い出が詰まっていますし、どのアイテムが最も大切なのかを判断するのはなかなか難しいことです。
とはいえ、家族のコレクションがかさばるものばかりで、家が片付かないどころか置き場所にも困るほどになってきたら、何らかの対策を講じる必要があります。
パートナーにしろ子供にしろ、それぞれに思い入れのあるアイテムをたくさん集めているケースは珍しくないものです。
しかし、居住スペースが狭い家族では、コレクションを思い切って処分する、あるいは量を減らすといったアイディアが必要になってきます。
同じ家族とはいえそれぞれに価値観は異なっていますので、家族間での話し合いを尊重しながら空間を確保していくことが大切でしょう。
DIYが得意なら、壁一面の収納棚を作ってトラブルの解決ができることも考えられます。
同様に、亡くなった親のコレクションについても、むやみに処分してしまうのも残念な気がして困っている人は多いものです。
こういった場合にも、家族とコミュニケーションを取りながら、最善の方法を見つけていくようにしたいものです。
処分せずに整理する方法を提案する
夫や子供ならまだ説得のしがいもありますが、義母が着物や陶器のコレクションなどを大量に持っている場合、どのようにして説得したらいいのか途方に暮れてしまうこともあると思います。
自分たちの物品だけでも収納に手いっぱいなのに、ましてや義両親のコレクションを置いておくスペースはないという場合には、処分をせずに整理する方法を提案してみるのも一案です。
キッチンの食器棚に趣味の陶器がたくさんあって邪魔な場合には、はっきりと「ここは日常使う食器を収納する場所ですから、入らない分は整理してください」と伝えることも必要でしょう。
相手が言うことを聞かない場合には、ただ単にコレクションの問題ではなく、相手との人間関係が上手く行っていないことも考えられます。
ですから、根本的に同居がうまくいっているかどうか、意思疎通はうまくいってるかどうかを改めて考え直してみる必要もあるかもしれません。
家族のコレクションが家の中に溢れかえって片付けもできない状態である場合、思い切って外に倉庫を借りてしまうのもおすすめです。
この場合、倉庫を借りる費用はコレクションが多い人が担当して払ってもらうようにしましょう。
家族の一人一人が自分の持ち物に責任を持ち、共有スペースを占領してはいけないという意識をしっかりと持ってもらうことが何よりも大切です。