断捨離でいるモノといらないモノを分けた場合、圧倒的に後者のほうが多くなるものです。いらないモノの中には、一度も着ていない服やあまり使っていないブランドのバッグもあったので、私の場合は少しでもお金にするよう、買取業者にご依頼をしました。今回は自分で捨てる・不要品回収・買取業者に依頼する3つの方法をご紹介します。
自分で処分をする
一番手っ取り早いのが自分でモノを処分する方法です。自分で処分する前に、まずはメリット・デメリットを把握しておきましょう。
自分で処分をするメリット・デメリット
業者を利用するよりも安く済む
不要品を回収してくれる業者に依頼をすると費用がかかるものです。一方、自分で処分すれば、そのような費用がかからないので安く済みます。処分をしようと決断したときに、モノを一気に捨てられるので気も楽です。手元にお金は入ってきませんが、自分のペースでモノを処分したい人に適した方法です。
私の場合、通販で同封された納品書や必要がない料金明細といった書類は、一気に処分しました。そのまま捨てると個人情報が流出する可能性があるので、小さめのシュレッダーを購入して細かくするのがおすすめです。
自分で処分をするのでトラブルが少ない
誰かに買い取ってもらうのはお金になるぶん、ちょっとしたことでトラブルが起きやすくなります。フリマアプリやオークションを利用して、モノを処分する人も多いでしょう。ですが、トラブルが度々起きやすい方法でもあります。商品の写真と実際のモノの見た目が違う・商品が届かない・値下げ交渉をされるなど、事例はさまざま。取引がスムーズに完了しても、商品が届いた後にクレームを言われる場合もあります。自分でモノを処分すればそのようなトラブルは起こりません。
ゴミの分別を一つずつ行う必要があるので手間がかかる
自分で処理する場合のデメリットは、モノの分別が必要になることです。簡単に判断がつくものであれば良いですが、モノによっては、中身を分解し、パーツ別で分別しなければなりません。もし、マニキュアや香水をする場合は、中の液体を新聞紙や紙などにしみこませて捨てましょう。中身が少ない・香りが飛んでいる香水などは買い取ってもらえない可能性が高くなるので、自身で処分する必要があります。
不要品回収業者に依頼をする
不要品回収業者とは、いらなくなった家具や家電製品が出た場合、それらを回収してくれる業者のことです。全国に数千社以上あるため、それだけ需要があるのが分かります。ここでは不要品回収業者に依頼するメリットとデメリットをご紹介します。
不要品回収業者を利用するメリット・デメリット
急に処分が必要になったときでも対応してもらえる
自分で処分をする場合は、基本自治体の回収サービスを利用します。ですが、回収日の曜日や日にちは決まっているので、「〇日までに処分したい」とあらかじめスケジュールを組んでいたとしても、処分するのが難しいケースがあります。ですが、不要品回収業者は最短で即日可能。回収日程もこちらに合わせてスケジュールを組んでくれます。一度の依頼ですべてのゴミを引き受けてくれるのも嬉しいポイント。ゴミ出し日を待つことなくスムーズに処分できます。
リサイクル家電やパソコンも一緒に回収してくれる
断捨離をする中で、テレビや冷蔵庫、洗濯機といった家電が不要になる場合もあります。実際、私はテレビを処分しました。自治体回収サービスでは、このような家電の回収を行っていません。「家電リサイクル法」という法律で、リサイクルが義務づけられているからです。もし新しい家電を購入する場合は、購入先の電気店に引き取ってもらう方法があります。ですが、新しい家電を購入する予定はない人もいるでしょう。ちなみにパソコンも自治体は回収してくれません。不用品回収業者は、このようなリサイクル家電やパソコンなどもあわせて回収してくれます。
買取可能なものは、買い取ってもらえる
不用品回収業者の中には、使えるテレビや冷蔵庫、洗濯機といった家電や、テーブル・ベッド・イスなどの家具を買い取ってくれるところがあります。家電品店にリサイクル家電を引き取ってもらう場合、ほとんどはその商品を買取ってもらえません。
もし買取ってもらえた場合、買取金額は回収料金と相殺されます。回収料金よりも買取金額のほうが上回っていれば、お金が手元に入る仕組みです。買取金額は業者によって大きく異なるため、複数の業者を比較し、一番高い金額で買取ってくれる業者に売りましょう。
粗大ゴミで出すよりもお金がかかる場合がある
デメリットとしては、自治体に粗大ごみとして出したときよりも回収料金が高くなりやすいことです。家電を買取ってもらえるなら、お金が手に入るのでお得になるでしょう。ですが、買取不可の不用品の処分や回収を依頼した際は、粗大ごみとして出すよりも高額になりやすいのが現状です。自宅まで回収に来たり、回収日程を依頼者側で決めたりできるぶん、そういったサービスが値段に反映されます。
買取業者に依頼をする
買取業者とは、いらないモノを買い取ってくれるサービスのことです。メリット・デメリットを事前に踏まえたうえで利用しましょう。
買取業者を利用するメリット・デメリット
買取してもらえるとお金をもらえる
「買取」という言葉があるように、こちらのサービスは基本モノを買い取ってもらえます。キレイな状態で保たれているモノ・高い価格で購入したにもかかわらず使っていないモノを手放すのは惜しいものです。ヴィトンやコーチといったブランド品や高価なアクセサリーを大事にしまっている人もいるかもしれません。
そんな方におすすめなのが買取業者です。状況にもよりますが、状態がキレイなモノほど高値で売れる傾向があります。少し傷んでいたり使いづらくなったモノでも買取ってくれる業者もあるので、予想もしなかった臨時収入を得られるかもしれません。
>おすすめ買取業者:ブランド品(ヴィトン)買取|エコリング
モノを捨てる・持っていく手間が省ける
自分で処分する場合は、基本自分でモノを処分しなければなりません。リサイクルショップに回収してもらう場合は、その商品を店舗まで持っていく必要があります。車があればまだスムーズに持っていけますが、移動手段が電車やバス、もしくは自転車などになると、一度に持っていくモノが限られてしまいます。何度か往復してすべての商品を持っていっても、買取価格は微々たるもの…。なんてことになると、悲しいものですよね。一方、買取業者には、モノを梱包して送った後、査定してくれるサービスがあるので、自分でモノを持っていく必要がありません。自宅にいながら査定をしてもらえます。
さまざまな買取方法から選べる
買取業者によっては、さまざまな買取方法を用意しています。買取してもらえるお店が近くにあり、自身で持っていける範囲の量であれば、店頭買取を選びましょう。店舗が自宅から遠い・簡単に利用したい場合は、宅配買取がおすすめです。こっそり売りたいモノがある場合、宅配買取なら中身をお店以外の人に知られることはないので、恥ずかしくありません。梱包するのが面倒くさいので自宅に来て欲しい・その場で現金化したい人は、出張買取を選びましょう。
自分が思っているよりも安い価格で査定される場合がある
「これはそんなに使っていないから高く売れる!」と思っても、実際は高値で売れない場合があります。希望の買取金額でなければ断ることも可能です。もし希望の金額でなければ、他の買取業者を利用してみましょう。買取業者を選ぶ際は、買取できるモノ・買取できないモノはもちろん、実際買取った金額も確認しておくと目星がつけやすくなります。
自分に合った処分方法を選ぶのが大事
今回は、自分で処分・不要品回収業者・買取業者の3つのメリット・デメリットをご紹介しました。その人の断捨離の仕方やライフスタイルによって、適した処分方法は異なります。いらないモノの分量や大きさ、処分のしやすさもチェックしたうえで、処分方法を決めてくださいね。