ガラス食器のお手入れ方法

ガラス食器のお手入れ方法

ガラス食器の魅力とは?

食器は陶器を中心に木材や金属など、様々な素材が用いられますがガラスは独特の魅力を持つものです。
特に、涼しさを演出するのにとても適した雰囲気を作ってくれます。
清涼感があるので、夏場の暑い時に冷たい麺類などを盛り付けると、見た目にとてもすっきりとした感じになります。

この雰囲気は、冷たい料理全般にマッチします。
たとえば、サラダ用に使うとフレッシュ感が上がります。
また、透明なガラスは食材の色合いを強調するので、野菜の鮮やかさが際立つようになるのもメリットと言えるでしょう。

冷たい料理としては、冷製スープなどもガラス食器との相性が良いです。
もともとドリンク用のグラスのイメージが強いので、冷たいスープとは感覚的にも合いやすいのです。

同じように、スイーツとのマッチングも適しています。
きれいなフルーツやクリームなどの色の層が、ガラスだと下まで見えますので視覚的にとても優れた食器となるのです。
また、独特の光の反射がありますので、より豪華に見せてくれるというのも魅力の一つです。

ガラス食器の基本のお手入れ方法

ガラス食器の良さは透明感です。
これを維持するためには、日頃のお手入れが欠かせません。
基本的な方法としては、中性洗剤を使って洗います。
ぬるま湯に洗剤を薄めに溶かして、スポンジや繊維の柔らかい布を使って洗います。

この際、硬いスポンジを使うとごく細かな傷が表面に付いてしまうことがあります。
同じく、金属製の食器など、他のものと一緒に洗おうとすると接触で傷が付いてしまうこともあるので、別々に洗っていった方が安心です。
油が付くと曇りにつながるので、油汚れが付いている食器の後に洗うのは避けた方が良いでしょう。
また、スポンジに油が付いていることもありますので、先にスポンジを清潔に保つこともポイントとなります。

洗剤で洗い終わったら、しっかりと水でゆすいでから、水気を完全に拭きとります。
水垢や油が残ると曇ってしまうので、水気を丁寧に拭き上げることがピカピカの状態を保つ秘訣です。

ガラスが曇ったときの落とし方について

長く使っていると、ガラス食器が曇ってしまうこともあります。
たいていは水垢による曇りで、アルカリ性の汚れです。
こうした汚れを落とすには、酸性の物を使うと中和されて良いです。
食品用の酢やクエン酸を使って洗うと水垢を落とすことができるのですが、この際原液のまま使うのではなく、水で10倍くらいに薄めて使うと良いです。

ただし、ガラス食器の種類によっては酸性物質によって劣化してしまうこともありますので、前もって取り扱いについての説明を確認しておくことが大事です。
それぞれに合ったメンテナンスをすることによって、魅力を十分に引き出して食卓をより華やかにするアイテムとすることができます。