高級感のあるハンバーガー

料理と器の関係

私の趣味は器集めやアンティークな掘り出しモノを見つけに、蚤の市に行くことです。もちろんミニマリストの視点から生活を豊かにしてくれるものとして、活用できるかを重視して選んでいます。

「器を集めてどうするの」と母親に聞かれたこともありますが器は料理と深く関係しているため、普段の食生活を楽しむための魅力が詰まっているんです。

料理は器によって演出される

一流の料理人は器にこだわります。数ある器の中でも日本の三大陶磁器の1つ、有田焼は料理人をはじめとした飲食業界の間で大人気。透き通るような白さとガラスのような肌触りが特徴で、絵付け職人による高度な技術が美しい器です。有田焼のイベントでは、料理人自らがプロデュースする有田焼の器もありました。食事の時間を楽しむための、斬新なデザインが施された器に注目が集まっています。美食化にとって「食」という世界は芸術的にとらわれています。料理の舞台では、味はもちろん五感を左右する「器」も、重要な役割を果たしている主役と言えるでしょう。器は料理を盛りつけるだけの機能ではなく、料理を楽しむための重要なアイテムです。

料理は食器の素材と色で変身する

料理と器の関係について触れました。通常の生活においても器を工夫するだけで、料理の印象をグッとあげられますよ。ポイントとしては、色と素材で選びます。

無地の白いお皿

シンプルな無地の白いお皿は、料理の色が映えるため比較的どんな料理にもぴったり。料理を美しく見せる定番のカラーです。しっかり料理を主役に見せるため、空間を楽しむ目的に合わせてもいいでしょう。赤カブの入ったサラダやこんがりと焼けたパンなど、彩りがきわだつ料理におすすめです。

黒を基調としたお皿

黒のお皿も料理を美しく見せるお皿です。高級感をだす効果もあり、通常の料理を黒のお皿に盛るだけでもおしゃれに仕上がります。

青のお皿

青や水色のお皿は、盛りつけた食材をくっきりと見せる効果があります。青の背景にコントラストがはっきりとする食材を盛りつけるのにぴったり。例えばサーモンとトマトのムニエルやコーンスープなど、赤や黄色食材を使った料理です。水色は冷たい料理と相性が良く、冷静スープや冷やし茶漬けなどと合わせるのがおすすめです。

料理は作りたてが美味しい。ベストな状態で食べるためにも、器の素材にもこだわりたいところ。陶器は保温性や保冷性が高く、温かい料理に重宝します。磁器は透明感があり、高級な印象に。木材のお皿は柔らかみがあり、サラダやハンバーグなどでしょうか。

自炊をするようになってから料理と器の関係を考え、食事を楽しむようになりました。自宅での食生活が充実できれば、外食する回数も減ります。ぜひお気に入りの器を見つけて、食卓を楽しんでみてください。